山上ヶ岳(大峰山)名所編

大峰山
本堂直前の道。襟を正そう。

登山道には数々の名所がある。これが全てではないが、ぜひ実際に見に行ってほしい。

大峯山寺

734年創建、1573年-1624年に再建されたとされる。修験者の姿も見える。

山頂にあるお寺。山頂にあるにも関わらず立派な佇まいであり、この山の信仰の厚さを伺わせる。本堂の中では白い服着た修験者が一心不乱にお経を唱えていた。仏教的でよいものを見させてもらった。僕は熱心な仏教徒ではないが、なぜかありがたい気持ちになる。この国で育った故なのだろうか。

通常の寺社と同様にお守りなどを購入でき、線香をあげることができる。小銭を入れて線香をあげて、手を合わせた。通常登山としてのお参りとしては、これで必要十分だろうと思う。

宿坊

宿坊の大きな建物が連なっているのが見える。

山の上にもかかわらず立派な建物が数件立っている。この建物群が見えてきたときは少々興奮してきた。今回は日帰りで登山であったが、修験者だけではなく登山者にも開放しているそうなので、今度はこちらにも泊まってみたいものである。通常の登山で宿泊できる山小屋とは体験が変わってきそうである。

大峰山龍泉寺の山上参籠所のホームページによると開山期間の5月3日~9月21日までが宿泊可能で、料金は以下のとおりである。ホームページも以下のリンクを参照。
宿泊料(1泊2食):8,000円
宿泊料(素泊)  :4,500円
http://www.oominesan-ryusenji.jp/sangosyo.html

山小屋などと変わらない値段で泊まることができる。また大峯奥駈道を縦走する際にも便利に使用できると思う。一泊することで登山での行動のバリエーションが増えるので、余裕をもって一泊するのは上策であると思う。

そもそも、あれもこれも見たいと慌てて登山をすると、小さく美しいものを見逃してしまう。登山をする意義の一つとして美しいものを見ることがあると思っているので、余裕を持った登山は満足感のある登山にするには重要な点だと思っている。

鐘掛岩

前を行く登山者が主たる登山道のようなところを外れて進んでいくので何かなと思ってついていくと、釣鐘岩なる大きな岩があった。前の登山者がそれに取り掛かり登り始めた。今回は登山道に関する予備知識を入れていなかったので、こんな所登っていいのかと思いながら見ていた。また、前の人が登り終わったら登り始めようとも思っていた。

圧倒的岩。写真では高度感は伝わらないが、上までは10mほどあると思われる。

前の人が快調に登り終えたので、今度は僕の番である。そこそこ高所恐怖症の僕は10m程はある、この岩に萎縮していた。ゆっくり確実に登っていく。岩の真ん中の割れ目はスムーズに進んでいけたが、最後の登りで次の鎖の位置が、身体を中空に乗り出さなければならないような位置にある。

割れたところでは岩があったので、高度感はあまり感じなかったが、高さ10mくらいの位置で身を乗り出すのは怖く、滑って落ちると重症になると思ったので、無念の途中撤退をした

無理だと思ったら撤退する。これは生きて山から帰るために重要な鉄則であると思った。少々未練が残ったが今度来たときには、もう一度挑戦すると誓った。

西ノ覗

日本三大荒行のひとつといわれる荒行が行われる舞台。命綱をつけて、この岩の向こうに身を乗り出すわけであるが、高所恐怖症の僕にとっては生きた心地がしないだろうと思われる。

ここから立って見ているだけであれば、単なる良い景色なので休憩場所として適した場所になる。実際ここで洞川の集落を見下ろしながら、少々まったりとした時間を過ごした。

山頂

お花畑らしいが、まだお花畑はなかった。

山頂は本堂から少し登ったところにある。笹原が広がっており、優れた眺望が広がる。南には大峰山の最高峰の八経ヶ岳が見える。登山者が何グループか昼食をとって思い思いの時間を過ごしていた。北側の眺望はない。

山頂が開けているのは非常に良い。次はどの山に登ろうか、どのようなコースで登ろうかと思索を巡らすのに向いている。そのまま景色を楽しめるだけでなく、想像上でも登山を楽しめる。

茶屋

山中には一本松茶屋、洞辻茶屋、陀羅尼助茶屋があり、休憩をすることができる。山中の小屋独特のカビ臭さはあるものの、椅子に座って休憩を取ることができる。

ちょうどいい距離に茶屋があるので、ちょうどいいタイミングで休憩ができるので、休憩のタイミングに悩むことはない。この山は何も考えずに進んで休憩して、山頂に至ることができる。登山者というよりは修験者に対して至れり尽くせりの登山道で、それ故に初心者にもおすすめできる登山道であった。

法螺貝おじさん

名所というより名物?下っていると時々、法螺貝を吹いている人がいるのに気がついた。下りでペースもそれほど変わらないので法螺貝の演奏を何回も聞こえた。時間を測って聞いてみると大体10分に一回くらいの頻度で法螺貝を吹いているようである。

登山口も近づいてきたときについに本体を発見した。正体は法螺貝を持っている中年の方であった。下りで追い抜かすときに例によって「ようお参り」と挨拶をしただけで、コミュニケーションは取らなかったが、敬虔な信者がいるものだと思った。

法螺貝には邪気等を払う効果があるのだそう。

登山道

以下の地図通り一本道で特に迷うこともないと思うので、ぜひ登っていただきたい。尾根線をゆったり登り、洞辻茶屋から稜線歩きになる気持ちの良い登山道である。左上部の「P」は大橋茶屋の駐車場である。

電子地形図25000(国土地理院)を加工して作成

これを読んで気が向いた方はぜひ。登って後悔しない良い山であると思う。

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