比良駅から堂満岳と武奈ヶ岳に登る

比良山地

2015年10月21日に登った記録。過去を振り返る。比良駅から堂満岳に登り、そこから武奈ヶ岳に登頂し、志賀駅に帰着する周回コースを歩いた。

堂満岳まではかなりの急登である。登山もはっきりせず、斜面をそのまま登る急坂で当時、登山にまだ慣れていない僕は高度感に少々恐怖心を持った。

八雲ヶ原は開けた景色のハイキングを楽しみ、武奈ヶ岳ではアルペンな雰囲気を楽しんだ。下りでは奥ノ深谷の沢沿い歩きを楽しんだ。

今回は単純に武奈ヶ岳へ登るだけでなく、変化のある道を欲張りに選択した。体力があれば、山の楽しみを一通り詰め込んだ山行が楽しめるだろう。

武奈ヶ岳へ登るだけであれば、最短ルートもあるので色々あるルートの一つとして参考にしていただきたい。

誰にオススメする山か

武奈ヶ岳の山頂付近は樹林がなく眺望がよい。比良山地の雄大な自然と山の向こうに琵琶湖を望む風景は一見の価値がある。

・琵琶湖と山を見たい人
・景色を楽しみたい人
・高原歩きを楽しみたい人

八雲ヶ原では山の中にありながら比較的平らなところが広がっている。歩きやすく楽しい山歩きを楽しめるのでオススメである。

駐車場

イン谷口付近の駐車場が使える。こちらの無料駐車場かイン谷口駐車場を使うとよいだろう。天気がよい日は満車の可能性もあるそう(この駐車場は使ったことがないので正確なことはいえない)。

僕は駐車場を使用せずに電車を利用した。志賀駅からイン谷口付近までおおよそ40分くらいかかった。YAMAPのコースタイムではイン谷口まで1時間程度と表示される。

また徒歩でなくとも土日は比良駅からイン谷口までバスが走っているので電車を使う人は、バスを使うとよいだろう。以下の江若交通のページを参考にされたい。

比良イン谷口 標柱1 | 江若交通株式会社(江若バス)

登山コース・コースタイム

比良駅からノタノホリをとおり堂満岳に登頂する。堂満岳からは金糞峠を超えて八雲ヶ原を通り、イブルキのコバを経由して武奈ヶ岳山頂に到達した。

武奈ヶ岳からはワサビ峠、中峠、南比良峠、荒川峠を経由して志賀駅に帰着した。今回のコースタイムはYAMAPを参考にすると12時間の長丁場になる

別のコースを選んだり、スタート地点を変えれば、かなり歩く距離を減らせる。体力に応じた計画をたててほしい。

堂満岳・武奈ヶ岳 / ずんやまさんの武奈ヶ岳堂満岳の活動データ | YAMAP / ヤマップ

標高差

今回は最低点の比良駅から最高点からの武奈ヶ岳までの標高1100mほどを登る。

比良駅(標高約90m)→武奈ヶ岳(標高1214.2)

イン谷口(標高253m)から登る場合は950mほどの標高差である。また途中のピークの堂満岳(標高1057m)がある。

比良駅方面から登ると武奈ヶ岳の東に稜線があるので、そこを登って下る必要がある。必然的に下りが発生するので、単純な登りだけの標高差以上のアップダウンがあり、そこそこキツイ

疲労度・危険度

毎回、独断と偏見で疲労度と危険度を評価している。

疲労度★~★★★★★(★1個が最も楽)、危険度★~★★★★★(★1個が最も安全)。☆は★半分。上記の疲労度、危険度からすると今回のコースは以下のとおりである。

疲労度★★★
危険度★★

長いコースなので、疲労はかなりだろう。急登や繰り返すアップダウンが体力を奪う。なだらかなところも多いので、そこで息を整えて歩くようにしよう。

登山コース

比良駅→堂満岳、堂満岳→武奈ヶ岳、武奈ヶ岳→志賀駅の3パートに分けた。それぞれ魅力のあるコースで楽しく歩いた。

コースタイムはYAMAPのものを参考に紹介する。

比良駅→堂満岳 コースタイム3時間40分

比良駅→イン谷口(手前)→ノタノホリ→堂満岳

比良駅からの朝焼け。湖西線は高架の上を走り琵琶湖がよく見えて、美しい景色が楽しめる。

比良駅からイン谷口、堂満岳を目指して歩く。下の写真中央に見えるきれいな三角錐が堂満岳である。なおイン谷口までは比良駅からバスが出ている時間帯もある。

きれいな形の堂満岳。好き。

イン谷口の南西の別荘地から登山道が始まる。最初からなかなかの登り。登っていくとノタノホリと呼ばれる小さな池がある。

山中に池があるのはロマンだと思う。山は基本的に三角錐の集合体だと思うので、水のたまるような凹みができるのは奇跡的なのでは思うゆえにロマンがある。

ノタノホリ。

ノタノホリから少々登ってくと、ゆるやかなトラバース道に出る。そこから枯れた沢の急登を登り、山頂へと続く稜線に合流する。

水のない沢のガレ場進む。

尾根線に合流するとまた急登になる。落葉の季節に登山したので、落ち葉で踏み跡が見えにくかった。そのまま急登をまっすぐ登っていく。美しい広葉樹の森でシンドさの中でも美しさを楽しめた。

個人的には初めての長い急坂で、高度感もあり少々の怖さも感じたが、もう一度登りたい思い出深い登山道になっている。

さらに登ると堂満岳山頂(標高1057m)に到達する。眺望は360度とはいかず、琵琶湖方面だけ開けている。

琵琶湖が見えるが、この日はミー散乱でかなり白い景色になってしまった。雄松崎の内湖、近江舞子の水泳場が見える。

ここから八雲ヶ原を経由して武奈ヶ岳を目指す。

堂満岳→武奈ヶ岳 コースタイム2時間35分

堂満岳→金糞峠→八雲ヶ原→イブルキのコバ→武奈ヶ岳

まずは森を下り、金糞峠を目指す。少々下ったあとはなだらかな道を進んでいく。

金糞峠からはかなり楽な道になる。八雲ヶ原までのゆったりとした山歩きを楽しめる。

川沿いの穏やかな道を進んでいく。樹林のもとを気持ちよく歩ける。

八雲ヶ原の湿地帯に到着する。登山道は尾瀬のように木道が作られている。その上を歩く楽しいコースになっている。

八雲ヶ原は関西では珍しい、高層湿原帯である。関西は琵琶湖があるので、湿原帯は豊富だと思うが、1000m近い高地に湿原はなかなかない。

リズミカルな木道に響く音を楽しみながら、どんどん進んでいく。

開放的で楽しい。池にはイモリが浮かんで、水面を漂っていた。しばらくここに滞在していたい気持ちを残しつつ、武奈ヶ岳への道を進んでいく。

八雲ヶ原から武奈ヶ岳への登りへと取り掛かる。開けた湿原に別れを告げ、再び森の中に帰っていく。

少々登っていくとイブルキのコバに到達する。森林が美しく思いで深い地である。

特に名前がよい。「イブルキ」について木を燻る(いぶる)あたりかとは思われるがよくわからない。コバは休憩場というような意味があるらしい。

沢沿いのイブルキのコバから進んでいくと尾根線に合流して、木漏れ日の下、最後の登りを登っていく。

武奈ヶ岳直前の登りは開放感があって気持ちが良い。景色がよいと達成感も強く感じられる。

山頂に到着!この日はかなり風景が白くなって遠くまで見えなかった。その点は残念ではあったが、開放感のある山頂で登ったかいがあった。

写真の右には登ってきた堂満岳の三角錐が見える。少々小さく見えるが、きれいなとんがりがよい。

ここから荒川峠を経由して志賀駅に下る。

武奈ヶ岳→志賀駅 コースタイム5時間45分

武奈ヶ岳→ワサビ峠→中峠→南比良峠→荒川峠→志賀駅

開放感があって気持ちのよい道を下っていく。登山の醍醐味がここにある。

多少の名残惜しさがありつつも武奈ヶ岳をあとにする。間違いなくよき山だった。

ワサビ峠から稜線の道を下る。一旦は沢まで下り、渡渉して中峠への登り返しを登る。渡渉付近で少々道がわかりづらいところがあったので注意が必要になる。

中峠を超え、奥ノ深谷へと続く沢沿いの道を進む。沢の少し上辺りを歩いていくが、所々道を見失ったので注意が必要である。

大きな花崗岩がゴロゴロしている味わい深い谷を進んでいく。

かなり写真がブレてしまった。

崩れかけれの小屋を横目に見て、南比良峠へと進んでいく。また登りになのかと思いながらも進んでいく。

2015年10月21日。ボロボロ。

南比良峠の手前を進む。峠の手前にありがちな雰囲気をたたえた樹林の間を進んでいく。南比良峠は東に崩落地がある。近づかなければ特に問題はない。

南比良峠を超えて、荒川峠へ到着した。木々の間から少しだけ下界の様子が見える。風景が白いので、琵琶湖と陸地の境目があまりはっきりしない。

特に眺望もない針葉樹林の道を延々と下っていく。ここは無心になってひたすら歩く。

ひたすら下り、林道と合流する。合流地点の標高は340mで、ゴールの志賀駅(標高約90m)なので、まだ標高にして250m下る。かなり下ったように感じるが、林間から琵琶湖はまだ下の景色に見える。

林道を抜けて集落にまで戻ってくると登山が終了した感じする。比良山地から下りてきて、琵琶湖が見える集落の坂道を下るのは楽しい。

琵琶湖を眼前に望む集落は正直うらやましさがある。

満足の山行、これにて終了。

総括

初の比良山地の山行であったが、比良山地のおもしろいところを欲張りに堪能できたのではないかと思う。尾根、沢、稜線、眺望よしと楽しい山行であった。

今回はアップダウンが多いルートを選んだが、武奈ヶ岳へ登るだけであれば、もう少しアップダウンが少ないルートも選択可能である。あなたの体力に応じた山行計画をたててほしい。

2015年の山行を引っ張り出して記事として投稿した。書いたのは2022年なので7年前になるが、写真を多く取ってあることもあり、かなり覚えていることに少々驚いた。

また個人的には一人で行く初めての本格的な山行で、思い出深いものになっている。初めてにしてはかなりの距離を歩いたのではないかと思う。

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