2020年4月5日に綿向山(わたむきやま)に登ってきた。滋賀県蒲生郡日野町にある。登りやすい山で特に危険個所もないので、簡単な山歩きを楽しみたい方にもオススメできる山である。山頂からの眺望も美しいので、そのためだけに登るのもよいかもしれない。
また毎年11月10日は綿向山が標高1110mなので、「綿向山の日」としてイベントが開催されている。
鈴鹿山脈の主稜線から西に外れに位置する、山岳信仰がある人気の山である。綿向山に興味があるけどまだ登れていない方に向けて、どのルートで登ればよいのか、どのような山かを解説する。
登山者の多さ | そこそこ多い(筆者の感想) |
駐車場 | 数十台駐車可能 |
お手洗いの有無 | 西明寺口のバス停付近に無料公衆トイレあり |
コンビニ | 登山口付近にコンビニなし |
温泉 | 大河原温泉(大人500円) 永源寺温泉(大人1500円(土日祝値段)) |
大河原温泉は最終入場時間が14時の日があるので、日帰り入浴のカレンダーの確認は必須である。
どんな人にオススメする山か
登山道も整備されており、気軽に登れる山である。初級の表参道コースではなく、水無山・竜王山を通るコースなので、登山に慣れ始めた方にオススメする。
・気軽に山歩きを楽しみたい方
・登山に慣れ始めた方
・久しぶりに登山する方
基本的にキツイところもなく、平易な登山道なので山に慣れてきた人であれば身構える必要はないだろう。
また今回は春に登っているので紹介はできないが、樹氷を見れる山としても有名で、冬もかなり賑わう山ようである。冬に登ればそちらを楽しめるだろう。
駐車場
綿向山御幸橋駐車場がある。よく整備されている。基本的には駐車場に余裕があり、駐車できなくなる心配はないかと思う。数十台が駐車うすることができる。場所は以下の通り。
日野町のホームページでも警告されているが、近年マナー違反の駐車が、特に冬期に散見されるようで、そのようは駐車は絶対にしないようにしたい。
登山コース
綿向山周回 2020-04-05 / ずんやまさんの水無山(滋賀県)・綿向山・竜王山(滋賀県蒲生郡日野町)の活動データ | YAMAP / ヤマップ
今回は③、④のコースで登った。
登山コースは4つある。日野町作成の「綿向山ガイドマップ」では①表参道コースのみ初級に分類されている。初級とは言え、標高差はどのルートも変わらないので、全くの初心者は控えたほうが良いかもしれない。
ガイドマップは以下の日野町のホームページから確認することができる。
今回は登りが③水無山コース、下りが④竜王・綿向縦走コースで周回した。初めてであれば①表参道コースで登ることをオススメする。それで物足りなさ感じるのであれば③、④の周回で登ることをオススメする。
表参道コースについてはこちらの記事を参照されたい。
疲労度・危険度
毎回、独断と偏見で疲労度と危険度を評価している。
疲労度★~★★★★★(★1個が最も楽)、危険度★~★★★★★(★1個が最も安全)。上記の疲労度、危険度からすると今回のコースは以下のとおりである。
疲労度★★
危険度★
短くは無いコースなので、ある程度山に慣れてきた方以上が登ることをオススメする。また危険度については特に危険箇所は無いが、完全に安全という山はないので油断しないように登るようにしたい。
コースタイム
今回は登りが③水無山コース、下りが④竜王・綿向縦走コース で登った。
駐車場から綿向山まで登りのコースタイムは2時間20分。同じ道を戻るなら1時間半程度で考えておけばよいと思う。休憩などを合わせて5時間かからないくらいの行程である。④の竜王山を通るコース以外はほとんど同じ時間と考えても良いだろう。
また綿向山への登り途中の分岐から水無山へ登山道がつながっており、片道35分かかる。往復では1時間程度の寄り道と考えれば良いかも。
また竜王山へ周回する場合は綿向山山頂から竜王山まで1時間40分、竜王山から駐車場までは1時間30分。3時間程度の下り時間を見ておくとよい。③④の周回コースの合計は5時間程度になる(休憩を含むともう少しかかる)。
標高差
標高350mほどの駐車場から標高1110mの綿向山山頂までの750mほどを登る。初心者ではそこそこきついかもしれないので、ほかのもう少し簡単な山歩きに慣れてからこの山に登ることが望ましい。初級者が経験を積めば難なく登れる山である。
見どころ
水無山
綿向山に登る途中の分岐から水無山に登ることができる。南峰からは間近で綿向山を眺めることができる。
南峰へ行く道は少々荒れていて歩きにくいので少々注意が必要である。
山頂(奥宮)
山頂は開けている。眺望が開けていて、景色が良い。狭くはない山頂で登山者が思い思いの時を過ごす。
頂上からは鈴鹿山脈を一望できる。
北は伊吹山、西は琵琶湖方面がよく見える。
山頂でゆったり過ごすのも良いかもしれない。
竜王山
竜王山の頂上からはほとんど景色は見えない。興味が惹かれなければ、こちらに立ち寄る必要はないように思う。しかし、下の千畳平は個人的には惹かれるものがあったので、こちらはオススメなので、竜王山を周回するルートも捨てたものではない。
千畳平
山の中の平らな部分。竜王山を下っていると急に平らなところがある。山というと基本的に傾斜ばかりというイメージがあるので、数少ない平らなところを見つけると魅力的に感じる。ここも魅力のあるところである。
総括
登りやすく、頂上からの眺望も素晴らしいよい山である。人気の山であることもうなずける。ものすごく簡単に登れるわけではないので、ある程度の登山に慣れてきた段階で登山をすることをオススメする。興味が出た人は是非登ってみてほしい。
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