鎌ヶ岳 長石谷・長石尾根ルート周回

鈴鹿セブンマウンテン

2021年12月11日。長石谷→鎌ヶ岳→長石尾根で周回してきた。

鈴鹿セブンマウンテンの一角で、きれいな三角錐の山頂はひときわ目を引く、鈴鹿山脈の秀峰である。鎌という刃物の名前が付けられているとおり、尖がった形をしている。

鎌ヶ岳は素晴らしい山であるが、今回のコースは初心者にはオススメできない。ある程度の経験を積んでから登るようにしてほしい。理由について長石谷は渡渉を繰り返し、踏み後がないところがあるので歩く難易度が高い。長石尾根ザレた(砂利交じりの砂)急登が滑りやすく歩きにくいからである。

基本的には中級者以上が登ることが望ましい。経験と体力がある方であれば非常にオススメのコースである。今回はある程度の経験のある方に向けて、どこから登るか、どのようなコース(危険個所など)かを紹介する。

登山者の多さそこそこ
駐車場あり
お手洗の有無なし
コンビニなし
風呂希望荘(駐車場からの3km)
風呂の営業状況については各自で確認してほしい。
湯の山温泉 希望荘 | 三重県菰野町 湯の山温泉 | 太古の源泉が流れる健康増進旅館
希望荘は、鈴鹿山麓にある御在所岳や菰野富士といった大自然の恵みに囲まれつつ、四日市港までも一望できる大絶景の中で、「ふだん使いの山岳リゾート~こころとからだの健康施設」をコンセプトに、おひとり様からファミリー層、ひいては親子3世代で楽しみ、...

どんな人にオススメするコースか

基本的に鈴鹿の山に登るのはある程度の経験を持ってから登ってほしいと思う。そのうえで今回登るコースは鎌ヶ岳に初めて登る方にオススメできる。

・鎌ヶ岳に初めて登る方
・沢沿いを歩くのが好きな方
・沢も尾根も歩きたい方

今回は谷歩きから登頂して、尾根歩きで下山するルートを通った。沢と尾根の2種類のコースを歩けるので大満足のコースであると思う。

駐車場

割谷駐車場。12月11日11時ごろ。ほぼ満車。奥見えるのは弥一ヶ岳。

鈴鹿スカイラインから入ることのできる割谷駐車場に駐車をオススメする。ある程度広く、数十台駐車できる。ハイシーズンはすぐに満車になるので、注意が必要である。今回筆者が登った時(2021年12月11日)は7時前で半分程度の空きがあった。

湯の山温泉側からのアクセスの可能もある。冬季は鈴鹿スカイラインが閉鎖されるので、湯の山温泉側からのアクセスのみになるので注意が必要である。鈴鹿スカイラインの通行状況については各自で確認されたい。

鈴鹿スカイラインは例年12月中旬から4月頃まで閉鎖しているようである。

登山コース・コースタイム

今回は割谷駐車場→長石谷→鎌ヶ岳→長石尾根→割谷駐車場の順に周回した。

鎌ヶ岳 長石谷・長石尾根コース周回 / ずんやまさんの弥一ヶ岳鎌ヶ岳(三重県・滋賀県)の活動データ | YAMAP / ヤマップ

疲労度・危険度

毎回、独断と偏見で疲労度と危険度を評価している。

疲労度★~★★★★★(★1個が最も楽)、危険度★~★★★★★(★1個が最も安全)。上記の疲労度、危険度からすると今回のコースは以下のとおりである。

疲労度★
危険度★

疲労度について

4時間以上のコースになるので、そこそこの疲労はたまるだろう。休憩しながら行けば、疲労はたまるものの問題なく歩くことができると思う。

登山道も一部わかりにくいところや急で滑りやすいところがあるので、そこで体力と精神力が消耗するかもしれないが、それほど長く続くものではない。

危険度について

疲労度でも書いたが、登山道が不明瞭なところがあること、急で滑りやすいところがあるので、注意が必要である。それ以外には特筆すべき危険個所はない。登山で注意して歩かない人はいないだろうが、油断しないように注意して歩いてほしい。

標高差

割谷駐車場(標高560m)→鎌が岳(標高1161m)

標高差600mを登る。標高差500mを超えてくると中級者以上の方に登ることをオススメしたい。初心者でも登れるが、かなり疲れるので山を楽しむという面では、あまりオススメできない。

コースタイム

登り:2時間15分(長石谷)
下り:2時間5分(長石尾根)
コースタイムはあくまでも目安である。

合計4時間20分ほどのコースになる。休憩も含めると5時間ほどの行程を見ておけばよい。またコースタイムはあくまでも目安になるので、個々人で大きくことなる。自分のコースタイムがわからなければ、いったんコースタイムの1.5倍の時間で計画をたてればよい。

登山コース

割谷駐車場→鎌ヶ岳山頂 コースタイム2時間15分(長石谷)

見落とし注意。

割谷駐車場から舗装路を下っていく、ある程度下ったところに建物があるので、そこから登山道に合流する。通り過ぎないように注意が必要である。

こけない。はまらないように注意。

登山道はいきなり渡渉から始まる。そこそこ水量があるので選ぶ石を間違えると渡れない。渡れそうな石を選んでから渡るようにしよう。また滑りやすい石もあるので、十分に注意してほしい。

ちなみに筆者はコケた。こけ方が悪ければ、岩で頭を打ったりしてシャレでは済まない事態になる可能性があることは頭に入れておきたい。

かなり細い道もある。

渡渉を終えると砂防ダムの隣を進んでいく。まっすぐ進んでいけば長石谷コースである。少々細いと頃があったりするので、十分に注意して歩いてほしい。

さわやかな道が続く。

しばらくは沢の岩の間を歩いていく。沢を歩くコースは岩の上を歩いたりするので、踏み後が明瞭ではない場合が多い。登山道を見失い歩きにくいところを歩いてしまう可能性があるので、ある程度の経験を持っていることが望ましい。

支流にある犬星(いぬほし)大滝。かなりの落差。

登山道が不明瞭なことを沢のデメリットしてあげたが、それはそのままメリットにもなる。自分で歩く道を選ぶことのできる自由度があるのは非常におもしろい。自分の選択次第で歩きやすさが大きく変わる楽しさを味わってほしい。

落ち葉トラップ。

上の写真は落ち葉トラップである。落ち葉の上を普通に歩けばよさそうであるが、下は水たまりである。筆者はギリギリセーフであったが、くるぶしあたりまで水の中にはまった。

芥川の言葉を借りると岩の洪水。

沢が大詰めになると、沢の水量が減り、水がなくなり、急登が始まる。沢コースで尾根と合流する付近は急登である場合が多いので、沢コースを登りきる前には覚悟が必要である。

ついに合流。

鎌尾根との合流。ここまでくれば、あとはもう少しである。

太陽の光が海で反射する。

鎌尾根との合流地点からは伊勢湾を見渡すことができる。ここまでくればかなりの充実感を得ることができる。

最後の登り。

鎌ヶ岳の山頂直下は岩の多い道、手も使いながら登っていく。危険個所は特にはないが、慎重に登る。

途中から鎌尾根を振り返る。

鎌ヶ岳南の尾根は鎌尾根と呼ばれる。少々スリリングな尾根歩きを楽しめるのでオススメのコースである。

山頂!

山頂からは御在所岳や雨乞岳など鈴鹿山脈を一望できる。

鎌ヶ岳山頂→弥一ヶ岳 コースタイム1時間5分(長石尾根)

海保間のある下り。

看板ができているので、表記に従う。山頂直下から急な下りが始まる。登りであれば、かなりきつい急登になる。

雲母(きらら)峰をよくみることができる。

こちらの手前で左に曲がるところがある。筆者は分岐を見落としていて真っすぐに進んだ。そこから少し進むと登山道がなくなったことに気が付くだろう。

滑る!注意!

長石尾根は急な下りが多く、さらに花崗岩が風化してできたザレた真砂土が滑りやすい登山道を作り出している。気を付けないと簡単に滑ってこけてしまう。

立派な看板

途中には三ツ口谷との分岐がある。次はこちらから登ってみたい。

おだやかな尾根線が続く。

急な坂ばかりではなくおだやかなところもある。楽しく歩ける。

眺望は御在所岳のみ。

長石尾根の中間地点にあるのが弥一ヶ岳。眺望は御在所岳が見えるのみ。下りで通る場合は御在所岳が見えるところはそこそこあるので、特に感動はないが、登りで通る場合は見れた瞬間の感動があるかもしれない。

弥一ヶ岳→割谷駐車場 コースタイム55分(長石尾根)

わかりにくいが岩沿いに細い道がある。

岩の横の細い道を進む。岩を慎重に下っていけば特に問題はない。特に滑りやすさもないので、見た目だけ下りにくそうな雰囲気を醸し出しているので、下っってみると下りにくくはない。

細い!

岩と岩の細い隙間を進む。少々すれるが、特に問題なく進むことができる。かなりふくよかな人はもしかすると通れないかもしれない。平均的な体形の人であれば問題なく進める。

分岐。

長石尾根と長石谷の分岐。ここの分岐を長石尾根方面に行っても、さらに分岐があり、そこを真っすぐ進むと長石谷に出るので、注意が必要である。

次の分岐が恐ろしくわかりにくい分岐なので、普通なら見逃しちゃう。地図をよく確認しながら登ろう。

総括

鈴鹿山脈の主峰の南隣にある鎌ヶ岳。そのピラミダルな山容は遠くからでもよくわかる、きれいな形をしている。その山容に応じたような急な登り下りを楽しめるよい山である。

人気の山になるにはそれだけの理由がある。この山に登れば、その良さがよくわかる。もちろん見るだけでも十分に楽しめるが、登ると十二分に楽しめる。

登るルートも豊富で何度でも楽しませてくれる山だと思うので、また何度でも登りたいと思う。

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