前回、前々回に続けて甲斐駒ヶ岳・黒戸尾根を歩いた記録紹介したが、その他ボリューム的に書ききれなかった分を紹介する。
登山計画をたてる
日帰りorテント泊
最初、登山の計画を立てたときに、日帰りで登るか、テント泊で登るかを考えたが、バイクで数時間移動したあとに日帰りで長大なコースを登り下りして、その後バイクで数時間かけて帰宅するには、きつすぎると考えたのでテントで一泊することにした。またせっかくの山梨なので、少々見学してから帰ろうかと思ってテント泊で余裕を持った行程にした。結果的に判断は間違っていなかった。
トレラン民への羨望の眼差し
登山道で出会ったトレイルランナーの方々を見ていると、軽そうなリュックに羨望の眼差しを向けずにはいられなかった。テント泊用の荷物を入れた超絶重いリュックを背負っていると歩みがかなり遅くなるので、軽々登り下りする姿に精神が乱された。
その軽快な姿を見て2ヶ月後に空木岳の標高差2,000mのコースに日帰りで登ることにした。実際に荷物が軽ければ軽快に登れるが、行程の長さにかなりの疲労を残すことになった。きつものは何をしたってきつい。登山していて疲れない方が難しい。下山後の疲労感も登山の醍醐味として楽しむしかない。
どちらが良いかは各人の計画による
実際、リュックの重さは登山のきつさに相当な程度に影響してくるので、個人差はあると思うが、日帰りとテント泊のきつさに大きな違いはないのではないかと思えたりもする。当然コースタイム的に無謀であれば、テント泊にする必要がある。テント泊が難しければ小屋に泊まるという選択肢もある。負担感は山小屋泊が一番少ないのは間違いない。ただし、経済的な負担は一番大きい。といってもそれほど気にする金額でもないと思うのでどんどん泊まれば良いと思う。
名所
紹介仕切れなかった名所を紹介する。
摩利支天
甲斐駒ヶ岳山頂から南東にも摩利支天という山がある。同名の山は乗鞍岳、御嶽山にもある。甲斐駒の摩利支天は5年前に、御嶽山の摩利支天山へは昨年登ったので、次は乗鞍の摩利支天に登りたいと思っている。今回は摩利支天には登らずに、登山道に安置されていたのでありがたく拝んだ。戦国時代の武将から信仰を集めていたようで、勝利、開運ももたらす神さまらしい。
門
見るからに門。くぐってくださいというフォルム。登山道中央におわす存在感。見つけた瞬間に「くぐるぞーッ!!」と意気揚々と通ろうとしたが、リュックが大きすぎで入れなかった。そもそもリュックがなくても入れるかどうか怪しいサイズだったのでスルーしてしまった。気合のある方は通ると面白いかも。
刀利天狗
聞き馴染みの無い天狗の名前なので調べてみると御嶽山の手前の三笠山を作った方らしい。何でも富士山のてっぺんを切って御嶽山に載せて日本一の山にしたかったが、手前においたままにして、それが三笠山になったとか。そんな天狗がなぜこんなところにいるのかは不明。刀利天狗ファンがここに置いていったのか?木曽の御嶽山にあるならまだ理解できるがなぜ甲斐の駒ヶ岳に?以下のページに怪異・妖怪伝承データベースに要約が掲載されている。
下山後見える八ヶ岳
登山口から林道をくだっていくと左手の方に八ヶ岳が見えてくる。南アルプス、甲斐駒ヶ岳が見えるだけでも日本の山岳景観の頂点を極めていると言っても過言ではないと思うが、八ヶ岳も見えるとは登山民大興奮の景色である。さらに東側には富士山も見えてくるので、三方に神々を眺めるが如し風景である。
何が言いたいかというと移住したい!1ヶ月程度でもいいから、毎日この景色を眺められる北杜市住んでみたい。そしてまた甲斐駒ヶ岳登りたい。八ヶ岳も登ってみたい。
この記事を見ていただい方にもぜひ興味をもって、登っていただければ嬉しい。
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