霊山(三重県)霊山寺から登る

低山その他

2021年9月21日に登ってきた。すぐ登れ、歩きやすく、危険箇所もないので初心者に非常にオススメできる山である。山頂は眺望が開けており、かなりの充実感と達成感を感じる山である。

霊山という名前は聞いたことがあるけど、登れるのか興味のあるあなたにどこから登ればよいのか、どのような山なのか、霊山に数十回登ったことのある筆者が紹介する。

結論から言うと、霊山は片道1時間程度を歩けば登れるお手軽な山である。そして登る際には霊山寺方面から登れば間違いない。今回は霊山方面からの登山道について紹介しているので参考にしてほしい。

登山者の多さそこそこ(筆者の感想)
駐車場20台程度(無料)
お手洗の有無あり
コンビニ登山口付近にコンビニなし
温泉さるびの温泉 駐車場から17.8km
野天もくもくの湯 駐車場から13.4km
温泉の詳細については以下のリンクを参考にしてほしい。
伊賀の国 大山田温泉 さるびの
三重県伊賀市の天然温泉「伊賀の国 大山田温泉 さるびの」公式サイト。ミストサウナやジェットバスを備えた大浴場や露天風呂があります。お食事やマッサージ、アウトドア・スポーツなども楽しんでいただけます。
伊賀の里モクモク手づくりファーム:野天もくもくの湯
ファームで楽しく過ごしたあとに、ゆったりとくつろいでいただける温泉施設です。

霊山とは

終わった稲刈りが田んぼから見る霊山の穏やかな山容。

三重県伊賀市の北東部にある標高765.8mの山。山頂は北西方面に木々がなく眺望がよい。よく晴れた日には琵琶湖まで見ることができる。また南西方面には青山高原の風車群を望める。

霊山の山頂には遺跡があり、文化庁の日本遺産の構成文化剤の一つとして登録されている。かつて山頂に寺院が存在しており、山頂はその寺院の奥ノ院があったとされる。寺院自体は天正伊賀の乱(1578年~頃)の戦火で消失してしまったと言われており、中腹に再興した寺院が霊山寺とされている。

アクセスと駐車場

アクセス

霊山寺へは名阪国道の伊賀ICから降りて5分~10分程度で到着する。駐車場までは少々離合が困難な場所があるが、それほど走りづらい道ではない。大阪・名古屋からともに1時間30分程度で到着できる。都市部からのアクセスも良いことが魅力の一つ。

駐車場

霊山寺の広い駐車場がある。

十数台が駐車可能なスペースがある。霊山寺の駐車場と共用している。特に駐車場が満車になることはないので、駐車の心配をする必要はない

土日祝日には十台程度が止まっており、誰も訪れない静かな山といった雰囲気ではなく、家族連れでハイキングを楽しめるような気軽に楽しめる山である。

登山道

霊山寺から登る

霊山寺本堂。右の銀杏は秋になると黄葉が美しい。

登山口は主に霊山寺方面、田代池方面の2種類がある。田代池方面は裏参道みたいなもので、霊山寺から登ることと比較して標高差が100mほど少なく若干お手軽に登ることができる。

登山の軌跡は下のような感じになる。ひたすら登って山頂に到着するといったイメージである。ところどころ平坦なところはあるが、登りが続いていくイメージである。

田代池方面から登るコースについては以下の記事を参照されたい。

今回は霊山の表参道とも言える霊山からの登山道について紹介をする。上で紹介した駐車場からすぐに登り始めることができる。

片道1時間ほど

全長が2000mコースである。標高差は400m付近の霊山寺から、765.8mの山頂まで約350mを登る。霊山寺からの登山道には寺を0合目として10合目まで200mごとに「何合目」という標石が建てられている。

心と体と相談しながら、ペース配分の目安に使うことができる。僕の記憶では4合目、6合目、8合目がなくなっていた気がするので、あくまで見つけたときの目安としてほしい。

片道1時間程度で山頂に到着する。ゆっくり登っても1時間半程度で山頂に到達することができる。帰りは1時間かからない程度を目安にすればよい。

1合目の標石のとなりに、日本遺産に登録されたため霊山山頂遺跡と立派なものが建てられている。

きついポイント(少し)

最初の難関1合目からの階段。

個人的にはきついポイントとしては(ゆっくり登れば問題はない)、1合目から2合の間の階段と、9合目から10目の間の階段である。

最後の難関。山頂への階段。

どちらにせよ階段が長く続くときつい。基本的にはのんびりと登っていれば、気づいたときには山頂についている。きついと言っても歩行ペースに依拠するのでマイペースに歩けばそれほどつらい登山にはならないはずである。

休憩ポイント

3合目の休憩ポイントのベンチ。ここで一休みを取ればOK。

休憩ポイントとしては3合目手前のベンチ、9合目のベンチがある。3合目のベンチは劣化が進んでいるので、真ん中あたりに座ることはおすすめできないが、脚のある端の方であれば問題なく座ることができる。

3合目まで登って程よく汗を流し、木漏れ日の中で杉林を通り過ぎる風の音に耳をすませば、きっと心地よい気分になれるだろう。また9合目は眼下に下界の景色が広がっているので、9合目からの階段に備えて休憩するのが吉だろう。

お地蔵さん

3尊のお地蔵さん

登山道を歩いていると目にするのがお地蔵さん。2合目付近に「櫻地蔵」、6合目付近に「六地蔵」、8合目付近に「さいの川原地蔵」が安置されている。かつて山頂に寺院があった時代の参詣道の名残かと思われ、歴史を感じられる。

桜地蔵。右肩から上はなくなってしまっている。

「六地蔵」は日本各地で見られるものであり、六道輪廻の思想をもとにされたと言われている。また、「さいの川原地蔵」は冥土の川原で苦しむ子どもを救済すると言われている。「櫻地蔵」についてのいわれについては、不明なので判明次第追記したい。

六合目付近にある六地蔵。岩がゴロゴロしている一つに造立されている。

登山道の目安として

最初の階段を登りきった先にある「櫻地蔵」(2合目400m)、中間地点の先にある「六地蔵」(6合目1200m)、終盤戦の合図である「さいの川原地蔵」(8合目1800m)を目安に登ると山頂まで後どれくらいかがわかり、登りやすいものになっていると思う。

さいの川原地蔵は標石が2つに別れているが、上に安置されている。

かつて山頂の寺院を目指した参詣者もこのお地蔵さんを目安にしていたのかもしれない。

山頂について

広々とした山頂

北西方面を眺める。

山頂は開けた草地になっている。ベンチが数台設置されていて、ゆったりとした時間を過ごすことができる。開放感のある開けた景色とともにお弁当でもどうだろうか。11時前に霊山寺に到着して登り始めれば、12時頃に山頂でお昼ごはんを楽しむことができる。

山頂は周りが土塁に囲まれたような形になっている。

登る人は色々で、純粋に登山を楽しむ方、親子連れの方、アマチュア無線のため、また山頂は一等三角点であり、一等三角点を狙っての登山者もあり、様々な目的で霊山を楽しんでいる。

巨大寺院の痕跡

冒頭でも述べたとおり、山頂はかつての寺院の奥ノ院跡である。かつて最澄によって開基されたと言われ、七堂伽藍の寺院が存在した。七堂伽藍というと、塔、金堂、講堂など、主要な建物を完備した寺院のことを指し(必ずしも7つすべてが揃っていなくてもよい)、大きな寺であったことが想像される。

9合目には大量の五輪塔が放置されている。

この遺跡に対する資料はほとんどなく、深く理解することは難しいが、想像力を働かせれば悠久の歴史を感じることができる。今後、この寺院について調べていき、加筆等ができれば良いと考えている。

総括

今回は霊山について紹介した。登山に少しでも興味のある方にはぜひ一度登っていいただきたい。初めての方でもお手軽に登れて、登山の爽快感と達成感を味わえるよい山だと思う。よい山なので度々霊山についての記事をあげていきたい。

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