2021年11月28日に登ってきた。今回は田代池方面から登った記録を紹介する。霊山寺方面より簡単に登れるが、初めて登るのであれば霊山寺方面から登る方をオススメする。
田代池方面からがどのようなコースなのかを霊山へ数十回登ったことのある筆者が紹介する。
霊山に登るのが2回目以降である場合はこちらを選ぶのもおもしろいと思うが、田代池から登る場合は駐車場がはっきりしないので注意が必要である。
霊山寺方面からは以下の記事から。
登山者の多さ | そこそこ(筆者の感想) |
駐車場 | なし |
お手洗の有無 | なし |
コンビニ | 登山口付近にコンビニなし |
温泉 | さるびの温泉 駐車場から8.3km 野天もくもくの湯 駐車場から14.9km |
どんな人にオススメする山か
登りやすく、距離も短いので初心者にオススメする。登山が初めての場合にも十分にオススメできる山である。
・登山初心者(初めて登山する方にも!)
・手軽な山登りをしたい方
・眺望を楽しみたい方
すぐに登れ、危険なところがなく歩きやすいコースである。特別な準備をしなくても登れる山である。
駐車場
田代池の堰堤付近に駐車場があったが、そこへ向かう道が閉鎖され、駐車禁止と書かれている。作業用の車が入るためにここに駐車されるのは迷惑なのであろう。こちらには停めないようにされたい。
ここからの立ち入りは禁止されているが、東海自然歩道から進入することは禁止されていないので、東海自然歩道経由で登り始めることが望ましい。
田代池から東方面に進むと分岐がある。付近ので道路わきが少し広くなっているところもあるので停められなくはないが、道路交通法に抵触する可能性もある。ルールを守って自己責任で駐車されたい。
地図は田代池を指しているが、田代池の南の道を東に行ったところに東海自然歩道との合流地点がある。
登山コース・コースタイム
今回通ったコースは以下の通り(名前には便宜上つけたものもある)。
霊山南峰・霊山 田代池から / ずんやまさんの霊山(三重県)の活動データ | YAMAP / ヤマップ
道路→田代池→霊山登山口→9合目分岐→霊山南峰→9合目分岐→霊山山頂→大平池北東の分岐→田代池→道路
山に慣れていなければ田代池西側の登山口から登り、同じ道を下ることをオススメする。大平池方面から登る道は登山者が多くなく、道がわかりにくい点があるので注意が必要である。
疲労度・危険度
毎回、独断と偏見で疲労度と危険度を評価している。
疲労度★~★★★★★(★1個が最も楽)、危険度★~★★★★★(★1個が最も安全)。上記の疲労度、危険度からすると今回のコースは以下のとおりである。
疲労度★
危険度★
疲労度については1時間30分程度で登れるので、それほど疲れは残らない。階段が多いので、そこが少々きついかもしれない。
危険度については危険箇所はないので、安心して登ることができる。登山は登山なので油断は大敵である。大平池を経由する登山道は道がわかりにくいところがあるので、山に慣れた人でないと難しいところがあるかもしれない。
標高差
スタート地点(標高570m)→田代池(標高540m)→霊山山頂(標高765.8m)
スタートから田代池までは少々下り、田代池から霊山山頂まで一気に登るコースである。標高差は約200mほどですぐに登ることができる。
コースタイム
スタート地点→田代池の登山口:登り下りともに30分
田代池の登山口→霊山山頂 : 登り1時間、下り45分
登り1時間30分。下り1時間15分。
コースタイム通りに歩ける人であれば、休憩も含めて3時間少々かかる登山コースである。山頂が開けて気持ちのいい山なので、昼ごはんを山頂で食べるのもオススメする。また、コースタイムはあくまでも目安に過ぎないので、ご自身の体力に合わせた計画を立ててほしい。
登山コース
以下登山コースを紹介する。カッコ内はコースタイム。
道路→田代池→霊山登山口(30分)
舗装路から東海自然歩道に合流すると気持ちのよい林間の道を進む。
10分も歩けば田代池が見えてくる。個人的に田代池の景色が非常に好きである。この池の縁には周回できる散策路がついているので、こちらの池だけでも十分に楽しむことができる。
霊山の登山口までは田代池沿いの道を進んでいく。
池を眺めながら道を進む。ここは登山道というよりも散策路といった感じで広くて歩きやすい道である。
田代池周囲の道を歩いていると登山コースと書いた看板があるので、それにしたがい登山道を進んでいく。
霊山登山口→(霊山南峰)→霊山山頂(1時間)
霊山南峰へ行く場合はプラスで往復30分を見ておく必要がある。
看板に従い歩を進めていく。最初は階段が続き、ここが一番きついところかもしれない。途中二回ほど、小さな沢を渡渉(川を渡ること)する箇所がある。渡渉といっても、一歩で「またぐ」程度なので、大したことはない。
しばらく進むと霊山寺からの登山道との分岐と合流する。ここを右に登っていけば霊山山頂である。今回は左に進み霊山南峰へ進む。
霊山南峰への道はコースタイムは無いが、あれば15分ほどの道に感じる。往復では30分程度を予定しておけば良いと思う。南峰への道は登山道が少々不明瞭なところもあるので、登山に慣れていなければ避けたほうがよい。
霊山南峰山頂。標高は763.3m。眺望は無い。こちらは霊山山頂に比べて鬱蒼とした森という印象があり、霊山の別の一面を見れる。
霊山の山頂は遺跡となっている。過去に寺院が建っていたようであるが、今は土の盛られかたで、どのようなものが建っていたか想像するしか無い。
山頂は非常に見晴らしが良い。空気が澄んでいれば生駒方面や比良山系まで見ることができる。実際に登って、あなたの目でその景色を楽しんでほしい。
霊山山頂→大平池北東の分岐→田代池→道路 (1時間30分)
初心者であれば、田代池から登ってきた道と同じ道で下ることをオススメする。同じ道が嫌であれば、少々登山道が不明瞭なところもあり迷う心配はあるが、こちらの道をオススメする。
山頂の東側には舗装路が伸びている。実は霊山は険しく、細い道であるが舗装路があるので、車で登ってくることができる(推奨しない)。その舗装路を進んでいく。
しばらく舗装路を進むと登山道との分岐があるので、そちらに進む。下の写真のカーブミラーの後ろから登山道に入る。
ここからは踏み跡はあるが、霊山寺からや田代池からのコースほどは明瞭なコースではないので注意が必要である。
不明瞭なところはあるものの、緩やかな登山道で歩きやすい。快適な山歩きを楽しむことができ、ある程度の経験を有する方であれば、こちらも歩いてみることをオススメする。
筆者は大平池北東の分岐の手前で、未舗装の林道に出て登山道を見失った。おそらく林道には出ずに手前を右に進む方が正しかったと思われる。道迷いも考えられるので、読図能力は必須であると考えたほうが良い(地図アプリでもOK)。
大平池まででれば、よく整備された道になる。ここからは快適な歩みをすすめることができる。
また紹介するが、田代池畔の道は非常に歩きやすく、池を眺めながら歩くことのできる気持ちの良い道である。実にここだけのために来てもよいと思える道である。
総括
駐車場に少々難があるが、こちらからのコースも霊山の魅力が詰まったよいコースであると思う。まず初めは霊山寺からのコースから登り、2回目はこちらから登ることをオススメする。
気軽に登れる山なので、好みであれば何度でも登ってほしい山である。
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