霊山(三重県伊賀市)周辺 白藤滝・二位の滝・三寳の滝

低山その他

三重県伊賀市の霊山に訪れた際にあわせて訪れておきたいスポットを紹介する。

霊山自体はすぐに登れる山なので、山を下った後にも十分に時間がある。その時間を楽しむようにしたい。霊山の登り方については以下の記事を参照されたい。

今回は霊山に端を発する滝川を紹介する。その名の通り滝のある川で主に3つの滝があり、それぞれが個性を見せている。正直にいうと白藤滝だけ見ておけば十分に満足できる。

霊山周辺で最も美しく、落差のある滝であり、一見の価値がある。二位の滝・三寳の滝は余力があれば見ておきたい。

今回の記事は以下のような方にオススメをする。

・白藤滝がどんな滝しらない。
・どうやって行けばよいかわからない。
・二位の滝や三寳の滝は聞いた事があるが知らない。

上記のような方に向けて解説をする。

アクセス

基本的にはナビやGoogle Mapsに従うと良い。白藤滝までの道路は細く、すれ違いが困難なところもあるので、注意が必要である。

滝川(西から東へ)を登っていくルートで行けば、比較的道路が広いので、こちらからの向かうことをオススメする。

上流の田代池方面からナビに案内された場合は、白藤滝より奥はさらに道幅が狭くなるので、よほどの遠回りにならない限りは避けたほうが無難である。

また霊山に登った後、霊山寺から最短で向かうルートも狭いところもあるので注意は必要である。

今回は白藤滝・二位の滝・三寳の滝を紹介する。白藤滝が最も下流にあり、二位、三寳は林道を奥に進んだ先にある。

また白藤滝と二位の滝の間の支流に親子滝という滝もある。背丈ほどの滝が2段になっている滝である。興味があれば道路からすぐにみれるので、ついでに見ていくことができる。

白藤滝

「しらふじのたき」と呼ぶ。落差15mの迫力のある直瀑である。

冬は水量が少なくなり、おしとやかな印象になる。

かつては30mの落差を誇っていた滝であるが、明治時代の水害の際に滝壺が埋まり、現在の落差になったそうである。そのために、滝の落差の割には滝壺は深くない。

現在の姿を見ると同時に過去の姿にも思いを馳せたい。

入ったとしても腰ぐらいの深さ。

滝までの橋、もしくは滝壺前に岩があるので、手頃な岩に座ってぼんやり眺めるのがオススメである。

駐車場

駐車スペースの勾配はかなり急。

道沿いに十数台ほど駐車できるスペースが有る。看板があるので見落とすことはないだろう。

満車になることはまず無いと思うが、満車の場合はさらに林道を進んで、橋の向こうに広いスペースがあるのでそこに駐車すると良い。

駐車場から下りてすぐは休憩スペースがある。

駐車場下には休憩スペースが有り、東屋、お手洗いが整備されている。しっかり整備されているのは白藤滝のみである。

滝までのアクセス

狭いところもあるので注意して下りる。

整備された階段を進む。少々急な階段で注意して下りる。また、濡れていると滑りやすいので、雨上がりなどに見に行く際は一段と注意が必要である。

赤い橋が映える。

また滝の直前は飛び石になっているが、そこも濡れいている場合があるので滑らないように注意が必要である。基本的に自然の造形を生かしたアプローチになっているので、注意して歩くようにしたい。

滝の水量

冬は基本的に水量が少ないのでおしとやかな印象を受ける。じっくり滝を鑑賞したいのであれば、冬に訪れることをオススメする。

別日撮影。台風の後は凄まじい。

梅雨からは基本的に水量が多く、迫力のある景観を楽しめる。水しぶきと風圧を間近で感じることができ、非常に涼しい。涼をとりにくる人々で賑わいを見せる。

上の写真は台風の後の写真であるが、通常では見れないダイナミックな滝を楽しむことができる(危険なのでオススメはしない)。轟音もさることながら、滝がもはや白い閃光にしか見えない。

二位の滝

白藤滝よりもおだやかになる。

白藤滝には迫力、品格ともに敵わない。文字通り第2の滝である。角度が45度程度の斜瀑である。滝壺の上に木が横に伸びているので、頑張って登ればその上から眺めることもできる。

正面から滝を眺めると、木が視界を遮るので、斜めから見るのがよいかもしれない。

駐車場

大きな看板がある。

看板に「二位の滝」と大きく表示されているので見落とすことはないだろう。

駐車場は無いに等しい。一台程度であれば停められなくは無い。邪魔にならないようて駐車するようにしたい。また停めるスペースに心配があれば、白藤滝の上の駐車場に停めて歩いて見に行くようにしたい。

滝までのアクセス

二位の滝とこれから紹介する三寳の滝はしっかり整備された道ではないので注意が必要である。少々歩く必要があるが、傾斜もそれほどきつくないので滑らないように注意して歩けば良い。

いい感じに斜め。

この斜め具合であれば滑り台としても使えるかもしれない(嘘)。

三寶の滝

「さんぽう」と読む。「寶」は「宝」の旧字体である。

おとなしい。

下流から数えて第三の滝。角度が30度程度の斜瀑である。見ごたえとしては白藤滝>二位の滝>三寳の滝という感じがする。落ち着いた滝でぼんやりとした不安がある際にはゆっくり眺めたい滝である。

じっくり、まったり鑑賞する際はこの滝がよい。またほとんど誰も訪れないので、秘境感があり、ゆっくり鑑賞できるのでオススメである。

駐車場

落ち葉にうまる。

こちらも急カーブの外側に大きな看板があるので、気をつけて見ていれば見落とすことはない。

三寳の滝と書いた石碑の前にスペースがある。1台は停められるが、それ以上は難しい。周辺の道はかなりの傾斜なので、そのあたりにも注意したい。

滝までのアクセス

こちらは二位の滝よりも少し歩く距離が長い、少なからず整備はされているので注意して歩けば特に問題はない。

おとなしい滝と滝壺。

滝をしっかり眺めるには川を渡る必要があるので、その際に歩く石を間違えないようにしたい。滑りにくく、動かない石を見極めて歩くようにされたい。

総括

今回は霊山周辺のオススメの滝を紹介した。霊山登山時代は半日で終わる山行になると思うので、それにプラスして滝巡りはいかがだろうか。

霊山に登らなくとも、これらの滝は駐車場からすぐに見ることができる滝なので、軽い気持ち見に行くことができる。

連続して滝をたくさん見るような見方はできないが、一瀑ずつじっくり鑑賞したい味わい深い滝である

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