三峰山(日本三百名山)登山記

低山その他
八丁平から見る紀伊山地の山々

2020年5月に登ってきた。今回の感想は一つ。究極に登りやすい
三峰山(みうねやま)は標高1235.2mで奈良県御杖村(みつえむら)、三重県津市、松阪市に位置する。御杖村は奈良県最東部に位置する人口1541人(令和3年)の小さな村。

この山をおすすめできるのは?

・三百名山ハンターの方
・お子さんが慣れてきたころのファミリー登山
・少々登りごたえのあるハイキングをされたい方
・久しぶりに山歩きをされて次の山を探している方

本当にお手軽というところから、一歩進んだところにある山といった印象を受ける。それでも初心者の方にも十分オススメできる登りやすい山ではある。究極に登りやすいと入ったものの、山頂まで片道2時間歩くので相応の体力は必要である。

駐車場

駐車場はみつえ青少年旅行村に駐車することができるので、以下に駐車しての登山がスタンダードである。

不動滝手前にお手洗いがあり、そこの前が小さな駐車スペースになっており2,3台駐車はできるが、滝の見物用であるだろう。ここに駐車することは避けたほうが無難である。青少年旅行村から30分程度の林道歩きをする必要がある。

登山ルート

右手のルートが不動滝ルート。左手が登戸ルート。地図が途切れているが左から大回りするのが新道ルート。 電子地形図25000(国土地理院)を加工して作成

3つの登山ルート

三重県側からの登山ルートも存在するが、奈良県御杖村からのルートは3つのルートが存在する。不動滝ルート、登尾ルート、新道ルートの3つである。御杖村のホームページでも紹介されている。

今回は不動滝ルートから登頂、登尾ルートから下山をした。駐車場の標高は560m程度、山頂は1235mなので、おおよそ700mの標高をゲインすることになる。700mというと、そこそこ登る感じもするがこの山はそれほどの標高差を感じさせなかった。

快適な登山

今まで登ってきた中でも1,2を争うレベルで登りやすい。また下りやすい。なぜそこまでに登りやすいか。考えてみると以下の三点が上りやすさの要因になっていると思う。特に登尾ルートは快適登山を楽しめる(僕は下ったが)。

登りやすさの3つの理由
1.傾斜がゆるやか
2.よく踏まれている土の登山道
3.丁度いい長さ

傾斜がゆるやか

基本的に緩やかな斜度で傾斜が続くので、特に力を入れて登る部分がない。力を入れる必要がないので、息も上がらない。心拍数が上がらないので、乳酸等の疲労物質も排出されない。散歩感覚で歩くことができる登山道である。とはいってもさすがに登山なので少々傾斜の急な部分もあるが、少々なので特段心配する必要はない。

よく踏まれてる土の登山道

杉などの針葉樹の葉っぱと土が混じったものが、登山者によって踏み固められて、カーペットぐらいの柔らかさになっている。アスファルトのようにガチガチに固いと歩いていると膝などに着地する際の衝撃からくる疲労が蓄積していくが、そこまでは固くない。また砂浜のようにフワフワな柔らかいところを歩くと膝には優しいが、進みにくいので余計な筋肉をしようして、疲労しやすくなる。この山は丁度いい柔らかさの登山道が終始続くところに凄みがある。

丁度いい長さ

YAMAPのコースタイムで登り2時間程度なので、下りは1時間30分程度が想定される。休憩等を含めても4時間程度の時間で登ることができる。この時間あたりが満足感と疲労感の釣り合いを取れるポイントではないかと思う。長い登山になると満足感は得られるが、疲労しすぎてしまう。短い登山だと疲労はしないが、満足感も少なくなってしまう。疲労感も登山の楽しみの一つであるが、それを丁度いい具合に得ることができる山であると思う。

今回の見どころ

不動の滝

滝周辺は苔の種類が多くて良い。

駐車場のところでも記載したが、滝のみ目当てで訪問する場合は手前に小さな駐車スペースがあるのでそこに停めるとよいかもしれない。数分で滝を仰ぐことができる。落差21mで爽快な滝を楽しめる。

シンボルツリー(仮称)

登った人であれば確実に目に止まる木ではないだろうか。

この木は三峰山のシンボルになり得る木なのではないか。シンボルツリーは僕が勝手につけた名前。大きさ、品格、複雑性などを高度に有していると思う。またその他の木も美しかった。

八丁平

山頂付近の平らな部分。時期によってはツヅジの花が見られる。

山の上の平らな部分にはなにかロマンを感じる。山というと富士山のような三角錐を想像して、険しい谷などで山が構成されており、平らな部分なんて存在しないのではないかと考えがちである。その考えを打ち破るかのように現れるのが平らな部分である。穏やかで非常によい。

休憩をするにもよいポイントであると思う。この写真の反対側は展望が開けているので、なおよし。山頂の眺望はいまいちであるが、こちらは開けているので問題はないだろう。

山頂

右側に見えるのは倶留尊山か。

山登りをしていて当然外せないのが山頂である。山頂を目指さない山歩きもあり、そちらはそちらで魅力的な活動ではあるが、僕自身は山頂に登ることを生業としているので、今のところ山頂を外すつもりはない。

山頂からの眺望はあまり良くない。北西方面が少し開けているので、そちらの景色を楽しむことができる。

総括

全般的に非常に登りやすい山であった。さしたる難所がなく、単調で登りやすい登山道。登山に慣れた方であれば、何も考えずにボーッと山歩きをしたいときにも活用できる山であると感じた。フラッといってフラッと帰れるよい山だと思う。毎度のことだが、登りやすいとはいえ登山は危険を伴うので、くれぐれもご注意を。

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